2017年04月28日

サンフランシスコ講和条約発効65年と米軍基地あるが故の苦しみ

サンフランシスコ講和条約が1952年4月28日に発行して今日で65年目にあたる。前年の9月8日に米国など48カ国とアメリカ・サンフランシスコで結ばれた。その結果日本は形の上では主権を回復したが、沖縄、奄美諸島(1953年サンフランシスコ講和条約発効65年と米軍基地あるが故の苦しみ
12月復帰)、小笠原諸島(1968年6月復帰)は、日本から施政権を切り離されアメリカの信託統治となった。沖縄は日本から切り離された結果米軍基地が増強された。1954年のプライス勧告による土地取り上げ、米軍基地拡大はサンフランシスコ講和条約発効を期に一斉に進められたと言っても過言でない。
 沖縄を切り離し今日の沖縄米軍基地を押しつけてきたあらゆる問題の出発点、県民の苦しみと怒りがこの4月28日にあるだから「屈辱の日」である。
 昨年、うるま市の女性が元海兵隊員で軍属に無残にも命を奪われてから1年。遺棄された現場には今でも花束や線香がたえない。
 一周忌にあたりお父さんから手記が新聞社に寄せられた。
  「娘を失ってから1年になりました。今でも、恩納村に献花に来てくださる県民、他県民の皆様、また遺族を支援して下さる皆様に、心より感謝申し上げます。今も、娘を思いながら手を合わせ供養する毎日です。1年になるのですが、娘への思いは何も変わることはありません。 
サンフランシスコ講和条約発効65年と米軍基地あるが故の苦しみ
今、私たちが娘に伝えたいことは、痛く苦しい思いをさせてしまったね。でも今は安らかに眠ってね、ということです。
中略
今なお、米兵や軍属による事件事故が相次いでいます。それは、沖縄に米軍基地があるゆえに起こることです。1日も早い基地の撤去を望みます。それは、多くの県民の願いでもあるのですから。
             後略
2017年4月27日
     娘の父より」
私たち県民を、命を奪われ人権を踏みにじられた、多くの人々とその遺族の思いに応えることが求められている。


Posted by 日本共産党・まえさと保 at 11:53│Comments(0)
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