2018年02月28日

沖縄・南西諸島の軍事要塞化を許すな

沖縄列島は、米軍が中国と衝突した際のタテとして使われる。沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ軍事戦略上の「第1列島線」の防衛を日本の自衛隊が担う案が検討されていることを2016年8月にワシントンで行われたシンポジュウムで元陸上自衛隊幕僚長の岩田清文氏が明らかにしています。
 こうした準備がこの間進められ2004年に策定された防衛省の中期防衛整備計画で、「島嶼部に対する侵略への対応」が明記されました。
沖縄・南西諸島の軍事要塞化を許すな
 2016年那覇基地に配備されている航空自衛隊を戦闘機1個飛行隊(18機)から2個飛行隊(36機)にし第9航空団を新に編成した。同年3月には、与那国沿岸監視部隊を配備しました。
2011年3月に発表した。「新防衛計画の大綱及び新中期防衛整備計画」で九の州から奄美、沖縄、宮古、八重山からフィリピンに至る海域を「第1列島線」と明記し、宮古島に新型固定式3次元レーダーへの更新と島嶼部に陸上自衛隊の配備を明らかにした。
2014年の防衛白書で、自衛隊の「空白地域」となっている宮古・石垣への陸上自衛隊の配備計画を明らかにしました。宮古島には、警備部隊、中距離地対空誘導弾部隊及び地対艦誘導弾部隊のミサイル部隊と司令部を含む700人~800人の部隊を配備し、石垣島には警備部沖縄・南西諸島の軍事要塞化を許すな
隊、距離地対空誘導弾部隊及び地対艦誘導弾部隊のミサイル部隊を含む500人~600人の部隊を配備するとしています。
今後、水陸機動団を新設配備するとしています。国境の島で軍事的緊張状態をいっそう高め、戦争が起きることを想定しているのが、安倍政権であり、防衛省であるのです。
さらに重大なことは、「島嶼防衛用高速滑空弾」と「島嶼防衛用対艦誘導弾」の配備研究費用として2018年度概算要求(それぞれ46億円と54億円)で明らかにしています。アメリカのLRASM対艦ミサイルと同じように亜音速で飛行し敵地を攻撃するための数100㌔の射程距離を持つ沖縄・南西諸島の軍事要塞化を許すな
兵器で、日本防衛を越えた憲法違反の兵器であることは明らかです。 
 防衛省は更に、自衛隊那覇基地に海上航行中の艦船を攻撃する、地対艦誘導弾(SSM)のミサイル部隊の配備を検討している事を明らかにしています。那覇と宮古、石垣に配備を予定しており、沖縄県は、全域で、要塞基地化とされ、戦争準備の島として標的化してしまうことは明らかです。
抑止力とは、武力でなく、対話と交流によって戦争の火種を取り除くことです。先の戦争で、戦争の辛苦の味わった沖縄県民の思いは、基地のない沖縄です。一切の戦争のための火種を取り除くこと、これが悲惨な沖縄戦から学んだ教訓です。



Posted by 日本共産党・まえさと保 at 12:58│Comments(0)
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