2022年02月11日
沖縄を戦争の拠点にする那覇軍港(港湾施設)での軍事演習許すな
%;line-height:180%;">米海兵隊は、那覇市の玄関にあり、那覇空港に隣接している那覇港湾施設で垂直離着陸輸送機MV22オスプレイや大型輸送ヘリCH53Eなどを使った訓練を沖縄県や那覇市強行しています。那覇港湾施設には昨年もオスプレイやCH53Eが飛来しています。
米陸軍が管理する那覇軍港での訓練は8~13日の予定とされます。沖縄を拠点にする第31海兵遠征隊(31MEU)の隊員約250人が大使館
警護や非戦闘員退避などの訓練がお粉輪得ています。那覇港湾施設を使用して米軍が訓練を行うのは初めてのことです。
沖縄の本土復帰時に基地の使用条件などを定めた1972年の日米合意(5・15メモ)は、米軍基地を復帰前と同じように使おうとする、極秘の協定であり、それ自体認められるものではありません。1972年 の沖縄返還協定で「那覇軍港」は「那覇港湾施設」と改称し、「5・15メモ」は那覇港湾施設使用の主目的を「港湾施設および貯油所」として、ヘリなどの着陸やましてや訓練を想定していません。
那覇港湾施設は国道58に面し、沖縄の空の玄関、那覇空港に隣接し、空港に到着した観光客の多くは、那覇港湾施設を左手に見ながら沖縄に入ってくるのです。またジャイアンツがキャンプを張る沖縄セルラースタジアム那覇、県の総合運動場などのスポーツ施設がある奥武山公園の目前に居座っています。
1974年 第15回日米安全保障協議委員会 (2+2)で那覇軍港の全返還に合意した。そのため軍港としての殆どの機能は東海岸のホワイト・ビーチ地区に移行された。日米地位協定第2条第3項には、「合衆国軍隊が使用する施設及び区域は、この協定の目的のため必要でなくなつたときは、いつでも、日本国に返還しなければならない。合衆国は、施設及び区域の必要性を前記の返還を目的としてたえず検討することに同意する」と規定されている。
70年代半ばから既に那覇軍港は「遊休化」してきた。長い間、遊休化してきた施設を今度は軍事訓練として使用することは許されない。
今回の訓練は台湾有事など中国との戦争を想定している。
米軍は今月3~7日、沖縄本島や宮古海峡、台湾に接するルソン海峡の周辺で、空母1隻と強襲揚陸艦2隻をはじめ多数の艦船、航空機が参加した大規模な訓練を実施しています。31MEUも参加しました。「潜在的な敵対者による侵略的な行動に対抗する準備」(米インド太平洋軍ニュース4日付)が目的とされ、中国を念頭に置いており、宮古、石垣をはじめ沖縄を戦争に巻き込む重大な事態であり、日本政府は米側に対し直ちに訓練の中止と、那覇軍港の無条件返還を求めるべきです。
Posted by 日本共産党・まえさと保 at 18:08│Comments(0)
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